5225|コンパクト長財布|薄さと使いやすさを追求した手縫い革財布
はじめに|コンパクト長財布「5225」とは
キャッシュレス化が進み、財布の中身を見直す方が増えています。「5225|コンパクト長財布」は、薄さと収納力を兼ね備えた独自構造の長財布です。お札のサイズを基に設計し、無駄を省いた寸法で携帯性と扱いやすさを両立しました。SとMの2サイズを展開し、横幅に余裕が欲しい場合は+5mmのMサイズをおすすめします。マチや収納部を仕切りとして活かす構造により、整理もしやすくバッグの中でかさばりにくい設計です。
◈ コンパクトな長財布を探している
◈ 薄くても容量を確保した長財布を探している
◈ 取り出しやすく使いやすい長財布を探している
このような条件に合う財布をお探しの方に、「5225」は特におすすめできる一品です。
使い方|コンパクトさを活かす長財布
「5225」はバッグに入れて持ち歩くことを前提に設計しています。薄い革を用いて厚みを抑えつつ、仕立ての工夫によって強度を高めています。 ポケットにも収まるサイズ感で外出時に扱いやすく、より長くきれいに使うために、お尻のポケットや鞄の底など強い圧力がかかる場所での長時間の収納は避けることをおすすめします。シンメトリー構造のため利き手を問わず自然な所作で使え、ユニセックスで取り入れやすいバランスです。
素材のこと|イタリアンレザーを中心に採用
ブッテーロ、マレンマ、ミネルバリスシオ、プエブロといった植物タンニン鞣しのイタリアンレザーを使用しています。堅牢で、使い込むほどに艶と深みが増すエイジングが特長です。ワルピエ社の革は硬めで張りがあり、バダラッシ・カルロ社の革は程よい柔らかさが特長です。いずれも植物タンニン鞣しならではの魅力を持ち、長く使うことで表情を深めていきます。
仕立ての工夫|薄さと強度の両立
「5225」は厚みを抑えたコンパクトな長財布ですが、仕立ての工夫によって強度を高めています。 漉きで厚さを調整した後、トコ面(裏面)の処理で繊維の緩みを抑え、防汚や型崩れを防止します。コバ(革の切り口)は塗布と研磨を繰り返して定着させます。手縫いは蝋引き糸を用い、穴の開け方や糸の引き加減まで細かく調整し、薄さと耐久性を両立させています。
独自構造|カードポケットの工夫
一般的なカードポケットは2枚の革を縫い合わせて作りますが、「5225」では1枚の革に切れ込みを入れてカードを収める独自構造を採用。これにより革の重なりを大幅に減らし、薄さを保ちながら収納力を確保しています。1つのポケットには表裏2枚ずつ計4枚、合計8枚のカードを効率的に収納できます。
カードは、すでに入っているカードと革の間に滑り込ませるように挿入します。片側から1枚ずつ取り出せる構造のため、1つのポケットに1枚や3枚以上を重ねる使い方は推奨していません。
この製品が生まれた背景
「お札は折りたくない」「容量は欲しい」「でも薄くしたい」という要望に応えるため、カードの重なりを抑え、マチや仕切りを活かす構造を採用。結果として、コンパクトで携帯性に優れ、必要なものを心地よく持ち歩ける設計に到達しました。
最後に
「5225」は、コンパクトでありながら日常に必要な機能を詰め込んだ長財布です。お札のサイズを基にした設計で余分な寸法を省き、携帯性と扱いやすさを両立。カードは革に切れ込みを入れる独自構造で8枚を効率的に収納でき、マチや仕切りを活かして整理しやすく設計しています。素材は植物タンニン鞣しのイタリアンレザー。仕立てでは漉き、トコ面処理、コバ研磨、蝋引き糸の手縫いを重ね、薄い長財布でありながら強度を両立させました。コンパクトな携帯性、収納力、経年変化の美しさを備え、使うほどに価値を深めていく一品です。